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シミをとるにはどうする?年代別おすすめ対策と治療法

シミ

年齢を重ねるごとに目立ってくるシミは、多くの女性の大敵です。

しかし、適切なケアと対策を知れることで、必ず改善できます。

この記事では自宅でできる簡単ケアから美容クリニックの本格治療まで、あなたの年代に合ったシミ対策をご紹介します。

ぜひ最後まで読んで、あなたに最適なシミケア方法を見つけてください。

自宅でできるシミをとるケア方法

シミ

朝晩のスキンケアや生活習慣の見直しでも、シミ対策は十分可能です。

まずは毎日続けられる基本的なケア方法から始めてみましょう。

シミに効くスキンケア成分

シミケアで注目したい成分は美白有効成分と呼ばれるものです。

化粧品に配合される成分の中でも、厚生労働省から薬用効果が認められた特別な成分です。

代表的なものには以下のような成分があります。

  • ビタミンC誘導体:美白効果と抗酸化作用
  • トラネキサム酸:メラニン生成を抑制
  • アルブチン:シミを薄くする効果
  • 4MSK(4-メトキシサリチル酸カリウム塩):メラニンの生成を防ぐ

これらは「メラニンの生成を抑える」「できてしまったシミを薄くする」といった効果が期待できます。

特にビタミンC誘導体は抗酸化作用も高く、シミ予防と同時にハリも与えてくれる万能成分です。

市販薬や美白化粧品の選び方

薬局やドラッグストアで買える市販薬も、シミケアの強い味方です。

「シミ・そばかす」の改善を謳った薬用化粧品(医薬部外品)を選ぶといいでしょう。

選ぶ際のポイントは、先ほど紹介した有効成分が含まれているかどうかです。

製品パッケージの成分表を確認して、上記の成分が含まれているものを選びましょう。

また、美白化粧品は長期間使い続けることが大切です。

即効性を期待するより、3ヶ月以上の継続使用を前提に選ぶことをおすすめします。

やってはいけないシミ対策とは?

逆効果になりがちなシミ対策もあります。

最も避けたいのが「ゴシゴシ洗顔」や「過度なピーリング」です。

肌に必要な潤いまで失われ、バリア機能が低下してシミができやすくなってしまいます。

また日焼け止めを塗ることも大切です。

室内にいる時も、窓からのUVAには注意が必要です。

さらに、市販の美白クリームを厚塗りしても効果は高まりません。

むしろ肌トラブルの原因になるので、適量を守って使用しましょう。

生活習慣や食事で内側からサポート

外側からのケアだけでなく、内側からのケアも大切です。

ビタミンCやビタミンEを多く含む食品を摂ることで、肌の抗酸化力を高められます。

具体的には、以下の食品がおすすめです。

  • レモンやキウイなどの柑橘類:ビタミンCが豊富
  • ナッツ類:ビタミンEが豊富
  • 緑黄色野菜:抗酸化物質の宝庫
  • 良質なタンパク質:肌の再生を促す

十分な睡眠時間の確保とストレス管理も忘れずに行いましょう。

睡眠不足やストレスは、肌の再生サイクルを乱し、シミを濃くする原因になります。

関連記事:シミの原因と正しい対策法|今日からできる効果的な対策とは?

年代別おすすめのシミ対策

シミ

30代:予防と早期ケア

30代はシミ予備軍が増える時期です。

まだそれほど目立たなくても、紫外線ダメージは着実に蓄積されています。

この時期は予防と早期ケアがポイントです。

日焼け止めは季節を問わず毎日塗る習慣をつけましょう。

SPF30以上、PA+++以上のものを選ぶのがおすすめです。

美白化粧品も今のうちから取り入れてください。

特にビタミンC誘導体入りの化粧水やセラムは、シミ予防と同時にハリも保てるのでおすすめです。

シミが気になり始めた部分には、集中的に美白美容液を使うといいでしょう。

まだ薄いシミなら、セルフケアでも十分効果が期待できます。

40代:目立つシミには医療併用

40代になると、若い頃の日焼けのツケが表面化してくる時期です。

今までなかった場所にシミが現れたり、既存のシミが濃くなったりします。

この時期のシミは、セルフケアだけでは対応が難しいです。

特に肝斑(かんぱん)と呼ばれるほお骨の下に左右対称にできるシミは、間違ったケアをすると悪化することもあります。

自宅ケアを続けながら、気になるシミには美容クリニックでの治療を検討するのがおすすめです。

レーザーや光治療は、セルフケアでは難しいシミもしっかり薄くしてくれます。

50代以上:濃いシミに本格対策

50代以上になると、長年の紫外線ダメージが複合的に現れてきます。

シミだけでなく、しわやたるみも気になり始める時期です。

この年代では、美容クリニックでの総合的な肌治療がおすすめです。

単にシミを薄くするだけでなく、肌全体の若返りを目指すアプローチが効果的になります。

特におすすめなのが、レーザー治療と外用薬の併用です。

頑固なシミに対しては、内服薬を併用する場合もあります。

また、エイジングケア成分(レチノールやペプチドなど)を含む化粧品も取り入れて、ハリと明るさを同時にケアしましょう。

美容皮膚科で受けられるシミ取り治療

シミ

レーザー治療

レーザー治療は、シミにピンポイントでレーザーを照射する方法です。

メラニン色素を破壊し、ターンオーバーによって排出させます。

特にQスイッチレーザーは老人性色素斑(いわゆる普通のシミ)に効果的です。

一方、フラクショナルレーザーは肌の再生を促し、全体的な肌質改善も期待できます。

痛みは輪ゴムではじかれたような感覚で、我慢できないほどではありません。

治療後1週間程度はカサブタになることもありますが、徐々に剥がれて新しい肌に生まれ変わります。

光治療

レーザーよりも広範囲に照射できるのが光治療(フォトフェイシャル)の特徴です。

顔全体に対して均一に照射できるため、小さなシミが多い場合におすすめです。

特にそばかすや薄いシミに効果的で、肌のハリや毛穴の引き締め効果も期待できます。

痛みもレーザーよりマイルドで、ダウンタイムもほとんどありません。

ただし、濃いシミや大きなシミには効果が限定的です。

そのような場合は、レーザー治療との併用がおすすめです。

外用薬

美容クリニックで処方される外用薬は、市販の美白化粧品よりも高濃度の有効成分が含まれています。

代表的なものにハイドロキノン、トレチノイン、ビタミンC誘導体などがあります。

特にハイドロキノンは強力な美白効果があり、クリニックでしか処方されない成分です。

使い方を誤ると肌トラブルを起こすこともあるため、必ず医師の指導のもとで使用しましょう。

外用薬は単体でも効果がありますが、レーザーや光治療との併用でより高い効果を発揮します。

内服薬

頑固なシミには内服薬も効果的です。

特に肝斑にはトラネキサム酸という内服薬が処方されることが多いです。

トラネキサム酸は体の内側からメラニンの生成を抑制する効果があり、特に肝斑のような難治性のシミに効果を発揮します。

ただし、効果が現れるまでに3ヶ月程度かかることが多いので、根気よく続けることが大切です。

治療費の目安と通院回数について

シミ取り治療の費用は、治療法やクリニックによって異なります。

一般的な目安は以下の通りです。

  • レーザー治療:1回 1〜3万円程度(シミの大きさや数による)
  • 光治療:1回 1〜2万円程度
  • 外用薬:1ヶ月 5,000〜1万円程度
  • 内服薬:1ヶ月 3,000〜8,000円程度

通院回数も治療法によって異なりますが、レーザーや光治療は通常2〜5回程度が目安です。

1ヶ月に1回のペースで通院することが多いです。

外用薬や内服薬は数ヶ月間の継続使用が基本となります。

関連記事:フォトフェイシャルとは!機能や、メソナJとの組み合わせ効果も紹介

シミ取りに関するよくある疑問

シミ

一度とったシミは再発するの?

治療でシミを取っても、紫外線対策を怠ると再発する可能性があります。

日焼け止めを毎日塗る習慣をつけることが、シミの再発防止には欠かせません。

また、ホルモンバランスの変化も再発の原因になります。

特に肝斑は、ストレスや睡眠不足でホルモンバランスが乱れると再発しやすいとされています。

シミ取り治療後も、自宅でのケアを継続することが大切です。

セルフケアで本当にとれる?

シミの種類や濃さによりますが、薄いシミであればセルフケアでも十分効果が期待できます。

特にそばかすや日焼けシミは、美白化粧品の継続使用で薄くなることも可能です。

ただし、長年かけてできた濃いシミや、深い層にあるシミは、セルフケアだけでは限界があります。

そのような場合は、美容クリニックでの治療を検討しましょう。

また、間違ったセルフケア(強いピーリングや刺激の強い製品の使用など)は、かえってシミを悪化させることもあるので注意が必要です。

年齢によってシミ取り効果は変わる?

一般的に若い方がターンオーバー(肌の生まれ変わり)が活発なため、治療効果も現れやすいとされています。

若いうちから対策することで、将来的なシミの発生も抑えることが可能です。

しかし、年齢に関わらず、適切な治療を受ければ効果は期待できます。

50代、60代でも、レーザー治療や適切な薬剤使用で、シミを目立たなくすることは十分可能です。

大切なのは、年齢やシミの状態に合った治療法を選ぶことです。

そのためにも、専門医の診断を受けることをおすすめします。

どの治療方法を選べばいいの?

治療法の選択は、シミの種類や濃さ、数などによって異なります。

一般的な目安は以下の通りです。

  • 老人性色素斑(一般的なシミ)→Qスイッチレーザーが効果的
  • そばかすや薄いシミが多数ある→光治療がおすすめ
  • 肝斑→内服薬と外用薬の併用が基本
  • 広範囲の色ムラ→フラクショナルレーザーや光治療が効果的

ただし、同じシミでも個人差があるため、必ず専門医の診断を受けてから治療法を決めることが大切です。

複数の治療法を組み合わせることで、より効果的な結果が得られることも多いです。

千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでできる対応

千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでは、シミ・そばかすでお悩みの患者様に、科学的根拠に基づいた安全で効果的な治療をご提供しております。

当院のシミ治療の特徴

  1. IPLフォトフェイシャル治療
    光の特性を利用して肌の奥深くにあるメラニン色素にアプローチし、シミを薄くする治療法です。ダウンタイムが少なく、日常生活への影響を最小限に抑えながら効果を実感いただけます。
  2. メソナJによるエレクトロポレーション
    微弱な電流を用いて有効成分を肌の深層部まで浸透させる最新技術です。メラニン生成を抑制する有効成分を効率的に届けることで、シミの原因から改善を目指します。
  3. 医師監修による美容内服薬
    当院では医師の診察と指導のもと、お一人おひとりの肌質や体質に合わせた美容内服薬の処方が可能です。内側からのケアでより効果的にシミ対策を行います。

安全性へのこだわり

すべての治療は医師の診察に基づき、患者様の肌状態や健康状態を十分に確認した上で行います。

副作用のリスクを最小限に抑え、安心して治療を受けていただける環境を整えております。

まずはお気軽にご相談ください。

まとめ

シミ対策は予防、早期ケア、適切な治療の三本柱が重要です。

年齢やシミの状態に合わせた対策を選ぶことで、効果的にシミ悩みを解決できます。

30代は予防重視、40代は早めの治療検討、50代以上は総合的なアプローチを心がけましょう。

どんな年代でも、日焼け止めの使用と紫外線対策はシミケアの基本です。

今さらと思わず、今日からでも始めることが大切です。

気になるシミがある方は、まずは自分のシミの種類を知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

適切な知識を持って対策すれば、年齢を重ねても明るく透明感のある肌を手に入れることができるはずです。

参考文献

しみ・そばかすに有効な成分|くすりの健康日本堂
出来てしまったシミに効く化粧品を紹介|適切なスキンケア&メイク方法も【薬剤師解説】
シミは何歳からできる? 20代・30代の年齢別にシミの特徴と対策を解説 | ビューティ・美容 
美容レーザー治療の種類や特徴を皮膚科医が解説|品川スキンクリニック【公式】

この記事を書いた人

院長 辺士名 盛之(へんとな もりゆき)

経歴

  • 2021年 三重大学医学部医学科 卒業
  • 2021年 四日市羽津医療センター
  • 2023年 西春内科・在宅クリニック 副院長
  • 2023年 千葉内科・在宅クリニック 院長
  • 2024年 千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック 院長

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