アートメイクの持ちはどれくらい?眉・アイライン・リップ別の持続期間と長持ちさせるコツ
「アートメイクに興味はあるけど、実際どのくらい持つの?」
「どのくらいの頻度で通えばいいの?」
このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。
アートメイクは、専用の針を使って皮膚の浅い層(表皮)に色素を入れる医療行為です。
タトゥーのように半永久的に残るものではなく、肌のターンオーバーによって徐々に薄くなっていくのが特徴です。
この記事では、眉・アイライン・リップの部位別に持続期間の目安やメンテナンスのタイミング、長持ちさせるためのコツをわかりやすく解説します。
アートメイクを検討中の方は、ぜひ参考にしてください。
| 部位 | 持続期間の目安 | デザイン維持期間 | 推奨リタッチ時期 |
| 眉 | 1〜3年 | 1〜2年 | 1〜1.5年に1回 |
| アイライン | 1〜3年 | 1〜2年 | 1〜2年に1回 |
| リップ | 1〜3年 | 半年〜1.5年 | 半年〜1年に1回 |
眉アートメイクの持ちとメンテナンスの目安
平均的な持続期間
眉アートメイクの持続期間は、おおむね1〜3年が目安です。
眉周辺の皮膚のターンオーバー周期は約28日で、この新陳代謝のサイクルに合わせて少しずつ色素が排出されていきます。
ただし、持続期間は施術の技法によっても変わります。
眉アートメイクには大きく分けて以下のの3つの技法があります。
- 手彫り(毛並み・3D)
- マシン彫り(パウダー・2D)
- ミックス(4D)
一般的に、パウダー(2D)技法のほうが毛並み(3D)技法よりも色持ちが良い傾向があり、両方を組み合わせた4D技法はさらに定着しやすいとされています。
長持ちさせるコツ
眉アートメイクをできるだけ長持ちさせるためには、以下のポイントを意識しましょう。
- ダウンタイム中の保湿を徹底する
施術後はクリニックから処方されるワセリンや軟膏をこまめに塗り、乾燥を防ぐことが大切です。最低3日間、できれば1週間は1日3回を目安にケアしましょう。 - 施術部位への刺激を避ける
施術後1週間程度は、洗顔時に強くこすったり、スクラブ入りの洗顔料を使ったりするのは控えましょう。ピーリングも施術部位には避けるのが無難です。 - 紫外線対策を行う
紫外線はアートメイクの色素を分解・退色させる原因になります。外出時は帽子やサングラスなどで紫外線を防ぎましょう。 - 必要以上に代謝を上げすぎない
激しい運動、サウナ、長時間の入浴などは新陳代謝を促進し、色素の排出を早める可能性があります。施術後1週間は控え、それ以降も過度な頻度は避けましょう。 - 規則正しい生活習慣を送る
睡眠不足やストレスはターンオーバーを乱し、色素の定着に悪影響を及ぼすことがあります。
リタッチの時期
初回の施術だけでは色素の約30〜50%しか定着しないことが多く、残りは肌の防御反応やターンオーバーによって排出されてしまいます。
そのため、眉アートメイクは基本的に2回の施術で完成させるのが一般的です。
2回目の施術(仕上げ)は、初回から1〜3ヶ月後が適切です。
傷が完全に治癒し、色素の定着具合を確認してから施術することで、より自然で長持ちする仕上がりが期待できます。
2回の施術で完成した後のリタッチ(メンテナンス)は、1〜1.5年に1回程度が目安です。
色素が薄くなってきたと感じたタイミングでクリニックに相談すると良いでしょう。
まだらに色が抜けてしまう前にリタッチを行うことで、美しい状態を維持しやすくなります。
アイラインアートメイクの持ちとメンテナンスの目安
平均的な持続期間
アイラインアートメイクの持続期間も、眉と同様に1〜3年程度が一般的な目安です。
目元周辺の皮膚のターンオーバーは眉と同じ約28日周期のため、持続期間の傾向は似ています。
ただし、アイラインの施術場所によって持ちに差が出ることがあります。
アイラインアートメイクには以下の3種類があります。
- アウトライン(まつ毛の外側)
- ナチュラルライン(まつ毛とまつ毛の間)
- インライン(まつ毛の内側)
インラインは他の位置に比べて持続期間がやや短くなる傾向があります。
なお、インラインへの施術はドライアイのリスクもあるため、対応していないクリニックもあります。
アウトラインは比較的持ちが良い一方で、すっぴん時にやや不自然に見える場合もあります。
施術前にクリニックとしっかり相談し、ご自身のライフスタイルに合ったデザインを選ぶことが重要です。
長持ちさせるコツ
アイラインアートメイクを長持ちさせるためのポイントは、基本的には眉と共通しています。
加えて、目元ならではの注意点として以下などがあげられます。
- クレンジングの負担を減らす
ウォータープルーフのアイメイクは専用リムーバーが必要になり、目元への摩擦が増えます。お湯で落とせるマスカラや石鹸オフコスメを選ぶと、色素の定着を助けることにつながります。 - 目元を強くこすらない
花粉症の時期やコンタクトレンズの着脱時など、無意識に目元をこすってしまうことがあります。色素が排出されやすくなるため、できるだけ意識して刺激を避けましょう。 - 保湿と紫外線対策
眉と同様に、施術部位の保湿ケアと紫外線対策は必須です。サングラスの活用も有効です。
リタッチの時期
アイラインアートメイクの2回目の施術も、初回から約1〜1.5ヶ月後が目安です。
施術後のダウンタイムが落ち着き、腫れや色味が安定してから行うのがベストです。
完成後のリタッチは、1〜2年に1回程度が一般的です。
アイラインは眉と比較すると皮膚が薄くデリケートな部位であるため、色素の定着具合には個人差が出やすい面があります。
気になり始めたら早めにクリニックへ相談しましょう。
リップアートメイクの持ちとメンテナンスの目安
平均的な持続期間
リップアートメイクの持続期間は1〜3年程度とされていますが、他の部位と比べると持ちが短い傾向にあります。
デザインをきれいに保てる期間としては、半年〜1.5年程度と感じる方が多いようです。
唇は他の皮膚と構造が異なり、角質層が非常に薄い上にメラノサイト(メラニンを作る細胞)がほとんどありません。
そのため紫外線や乾燥などの外的刺激に弱く、天然保湿因子(NMF)も少ないことから乾燥しやすいのが特徴です。
さらに、唇のターンオーバーは約3〜4日と非常に早いため、他の部位に比べて色素が排出されやすくなっています。
また、唇は日常的に飲食や会話で動かす部位であるため、摩擦による退色も進みやすいです。
こうした理由から、リップアートメイクでは眉やアイラインよりも多い3回の施術を行うことで、しっかりとした定着が期待できます。
長持ちさせるコツ
リップアートメイクをきれいに保つためには、唇ならではのケアが重要です。
- こまめな保湿
リップクリームやワセリンで唇をしっかり保湿しましょう。乾燥はターンオーバーを早め、色素の退色を促進します。特にダウンタイム中は入念なケアが必要です。 - UVカット効果のあるリップクリームを使用する
唇は紫外線ダメージを受けやすい部位です。日常的にSPF入りのリップクリームを使うと、色持ちの改善が期待できます。 - 施術直後は刺激の強い食べ物を避ける
辛いもの、熱いもの、酸味の強いものは施術部位を刺激し、色素の定着を妨げる可能性があります。ダウンタイム中はストローを使って飲み物を飲むなどの工夫も有効です。 - 唇をなめたり噛んだりしない
唇への余計な刺激は退色を早めます。無意識のクセがある方は意識して控えるようにしましょう。
リタッチの時期
リップアートメイクの2回目の施術は、初回から1〜1.5ヶ月後が目安です。
リップは色素が抜けやすい部位であるため、眉やアイラインよりも早めの施術を推奨するクリニックもあります。
リップの場合は定着が悪い方も多いため、3回目の施術を追加で行うことも珍しくありません。
完成後のリタッチは、半年〜1年に1回が推奨されます。
色の薄れやムラが気になったタイミングが、リタッチの良いサインです。
関連記事:唇のアートメイクのダウンタイムはどれくらい続く?経過スケジュールと過ごし方の注意点
アートメイクの持ちに関するよくある間違い
間違い1:アートメイクは一生消えない
「アートメイク=タトゥーと同じで一生消えない」と思っている方は意外と多いのですが、これは誤解です。
タトゥーは皮膚の深い層(真皮)に色素を入れるため半永久的に残りますが、アートメイクは皮膚の浅い層(表皮)に色素を入れるため、ターンオーバーによって1〜3年で徐々に薄くなっていきます。
ただし、「完全にきれいさっぱり消える」とも限りません。
人によってはまだらに色が残ったり、うっすらと痕跡が見えたりすることもあります。
また、過去の施術技法では深い層まで色素を入れるケースもあり、10年以上経っても色が残っているという方もいらっしゃいます。
現在の技法は安全性が向上しており、このような心配は大幅に軽減されています。
間違い2:1回の施術で完成する
アートメイクは1回の施術で完成するものではありません。
初回の施術では色素の約30〜50%程度しか定着しないことが一般的です。
これは、初めて体内に入った色素を肌が「異物」と認識し、排出しようとする防御反応が働くためです。
2回目以降の施術では、肌がすでに一度色素を受け入れた経験があるため、定着率が高まります。
そのため、アートメイクは基本2回セットで完成させるのが標準的な施術プランです。
間違い3:持ちは誰でも同じ
「アートメイクの持ちは1〜3年」という目安はありますが、実際には個人差が非常に大きいのが特徴です。
持ちに影響する主な要因としては、以下のようなものがあります。
- 肌質
オイリー肌の方は色素が定着しにくい傾向があり、乾燥肌の方は比較的長持ちしやすいといわれています。 - ターンオーバーの速さ
代謝が活発な方(若い方やスポーツ習慣のある方など)は色素の排出が早まる場合があります。 - ライフスタイル
サウナ・温泉の利用頻度、スキンケア習慣、紫外線への暴露量なども影響します。 - 施術者の技術
針を入れる深さや色素の量が適切でないと、定着にムラが出ることがあります。
間違い4:薄くなったら完全に消えるまで放置してOK
アートメイクが薄くなってきた場合、完全に消えるまで放置すると、まだらに色が残って不自然な見た目になることがあります。
色がある程度残っているうちにリタッチを行うことで、ベースとなるデザインを活かしながら美しく整えることができます。
色素がほとんど消えてしまった状態からの施術は、新規施術と同じ扱いになる場合もあり、費用面でも不利になることがあります。定期的なメンテナンスを心がけましょう。
アートメイクの持ちを保つ適切な通い方
初回〜2回目:ベースづくり(1〜3ヶ月間隔)
アートメイクは基本的に2回の施術でデザインを完成させます。
1回目はベースづくり、2回目は色素の補充とデザインの微調整が主な目的に、2回目の施術は、1回目から1〜3ヶ月後に行うのが一般的です。
この期間を空ける理由は、施術による皮膚のダメージが回復するのを待つ必要があることと、色素の定着具合を正確に確認するためです。
間隔が短すぎると肌トラブルのリスクが高まり、空きすぎるとムラが出やすくなるため、適切なタイミングを守りましょう。
3回目以降:リタッチ(1〜2年間隔)
2回の施術でアートメイクが完成した後は、色素が薄くなるタイミングに合わせてリタッチ(メンテナンス)を行います。
一般的な目安は1〜2年に1回ですが、リップのように色持ちが短い部位は半年〜1年に1回のペースが推奨されることもあります。
リタッチでは、薄くなった色素を補充するだけでなく、その時のトレンドや自分の好みに合わせてデザインや色味を微調整することもできます。
これはタトゥーにはないアートメイクならではのメリットです。
長期的なメンテナンス計画
アートメイクの持ちを最大限に保つには、以下のようなスケジュールを目安にするとよいでしょう。
- 初回施術
まずはベースのデザイン・色素を入れる - 1〜3ヶ月後
2回目の施術で色素を定着させ、デザインを完成 - (リップの場合)さらに1〜3ヶ月後
3回目の施術で定着を強化 - 1〜2年後
リタッチで色の補充・デザイン調整 - 以降
1〜2年ごとにリタッチを継続
リタッチ料金は、同じクリニックで施術を受けた場合、通常の新規施術よりも安く設定されていることがほとんどです。
計画的にメンテナンスを続けることで、コストを抑えながら美しい仕上がりを維持できます。
千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでできること
千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでは、アートメイクをはじめとするさまざまな美容皮膚科メニューをご用意しています。
アートメイクについては、医師の管理のもと有資格の看護師が施術を担当いたします。
「自分に合ったデザインがわからない」「持ちを良くするケア方法を知りたい」など、初めての方でも安心してご相談いただけます。
アートメイクに関するご質問やカウンセリングのご予約は、お電話またはLINEにてお気軽にお問い合わせください。
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まとめ
アートメイクの持続期間は、部位や個人の肌質・ライフスタイルによって異なりますが、全体として1〜3年が一般的な目安です。
眉とアイラインは比較的持ちが良い一方で、リップは唇のターンオーバーが早いぶん退色しやすく、他の部位よりもこまめなメンテナンスが必要になります。
初めてのアートメイクで不安のある方は、信頼できる医療機関でカウンセリングを受け、ご自身の肌質や生活スタイルに合った施術プランを相談することをおすすめします。





