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繰り返す吹き出物を治す方法|セルフケアと美容医療の選び方やNG行為を解説

「大人になってから吹き出物が繰り返しできるようになった」「思春期のころとは違う場所にできて、なかなか治らない」とお悩みではありませんか?

吹き出物(大人ニキビ)は、医学的にはニキビと同じ「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚疾患です。思春期のニキビがおでこや鼻などのTゾーンにできやすいのに対し、大人の吹き出物はあごや口周りなどのUゾーンにできやすく、ホルモンバランスの乱れ・ストレス・生活習慣の乱れ・乾燥など、複合的な原因が関係しています。

繰り返す吹き出物を改善するには、まず「やってはいけないNG行為」を知り、正しいセルフケアを実践することが大切です。それでも改善しない場合は、美容医療の力を借りることも有効な選択肢です。

本記事では、吹き出物のNG行為から正しいセルフケア、美容医療による治療法、そして再発を防ぐ予防法まで、幅広く解説します。

吹き出物ができてしまったときのNG行為

吹き出物ができると、早く治したい一心でついやってしまいがちな行動が、実は症状を悪化させる原因になっていることがあります。まずは、絶対に避けたいNG行為を確認しましょう。

潰す・触る

吹き出物を見つけると、つい潰してしまいたくなりますが、これは絶対に避けるべき行為です。自分で潰すと、指や爪に付着した雑菌が毛穴に入り込み、炎症を悪化させる原因になります。さらに、皮膚の深い層(真皮層)までダメージが及ぶと、クレーター状の凹みや色素沈着といったニキビ跡が残ってしまうリスクがあります。

また、潰した際にアクネ菌が周囲に広がると、新たな吹き出物が発生する原因にもなりかねません。「白ニキビなら潰してもよい」という情報もありますが、素人が行うのはリスクが高いため、医療機関で専用の器具を使った「面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)」を受けることをおすすめします。

洗いすぎ

肌を清潔に保つことは大切ですが、1日に何度も洗顔したり、ゴシゴシと強くこすったりするのは逆効果です。洗顔のしすぎは、肌を守るために必要な皮脂や保湿成分まで洗い流してしまい、バリア機能の低下を招きます。

バリア機能が低下した肌は乾燥しやすくなり、それを補おうとして皮脂が過剰に分泌されるという悪循環に陥ります。尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023では、洗顔は1日2回が推奨されています。朝と夜の2回、泡で包み込むようにやさしく洗うことを心がけましょう。

保湿しない

吹き出物ができると「肌が脂っぽいから保湿はいらない」と考える方がいますが、これは大きな間違いです。大人の吹き出物は、思春期のニキビとは異なり、肌が乾燥した状態でもできやすいのが特徴です。

保湿をしないと肌のバリア機能が低下し、外部からの刺激に弱くなるだけでなく、肌を守ろうとして皮脂の分泌がかえって増えてしまいます。洗顔後はすぐに化粧水や乳液で保湿ケアを行い、水分と油分のバランスを整えましょう。ニキビができにくいことが確認されている「ノンコメドジェニック」の製品を選ぶと安心です。

自己流のケア

インターネットやSNSにはさまざまなスキンケア情報があふれていますが、自己流のケアが吹き出物を悪化させるケースは少なくありません。たとえば、殺菌成分が強すぎる洗顔料を選んでしまうと肌が乾燥し、かえって肌トラブルを引き起こすこともあります。

また、市販の塗り薬を自己判断で使い続けて、症状に合わないケアを続けてしまうこともあります。なかなか改善しない場合は、皮膚科や美容皮膚科で専門家に相談するのが近道です。

食生活の乱れ

偏った食生活は吹き出物の大きな原因となります。特に、脂肪分が多い肉類や乳製品、糖質の多いお菓子やジュースの摂りすぎは、皮脂の過剰分泌を促進し、毛穴詰まりの原因になります。

一方で、ビタミンB群はターンオーバーの促進や皮脂分泌の調整に関わり、ビタミンCは抗酸化作用やコラーゲンの生成促進に役立ちます。野菜や果物、魚介類をバランスよく取り入れ、栄養が偏らない食事を意識しましょう。

睡眠不足・ストレスの放置

睡眠不足は、成長ホルモンの分泌を妨げ、肌のターンオーバー(新陳代謝)を乱す原因になります。ターンオーバーが乱れると古い角質が肌表面に残りやすくなり、毛穴が詰まって吹き出物ができやすくなります。

また、ストレスを受けると体内でアンドロゲン(男性ホルモン)やアドレナリンが分泌され、皮脂の産生が増加します。十分な睡眠時間の確保と、自分なりのストレス発散方法を見つけることが、吹き出物を防ぐうえで重要です。

関連記事:ニキビを潰した後に起こるリスクは?正しい対処法やケア方法を紹介

関連記事:毛穴詰まりを正しく解消する方法は?肌質別ケアとNG行為を解説

吹き出物を治すセルフケアと注意点

NG行為を理解したうえで、毎日のケアに正しいセルフケアを取り入れましょう。基本となるのは「正しい洗顔」「丁寧な保湿」「生活習慣の改善」の3本柱です。

正しい洗顔

洗顔はスキンケアの基本であり、吹き出物を防ぐうえで最も重要なステップです。研究報告においても、1日2回の洗顔がニキビ改善に効果的であるとされています。正しい洗顔のポイントは以下のとおりです。

  1. 洗顔前に手をきれいに洗う
    手の雑菌が顔に移らないようにしっかり洗います。
  2. 洗顔料をしっかり泡立てる
    きめ細かい泡を作ることが大切です。泡立てネットなどを活用するとよいでしょう。
  3. 泡をクッションにして肌の上で大きな円を描くようにやさしく洗う
    ゴシゴシこするのはNG。
  4. 34~36℃のぬるま湯で、泡が完全になくなるまで7~8回すすぐ
    小鼻の脇や髪の毛の生え際はすすぎ残りしやすい部位なので注意しましょう。
  5. 清潔なタオルでやさしく、押さえるように水分を拭き取る
    こするってふき取るのはNG。

保湿ケア

洗顔後の肌は皮脂が洗い流されて乾燥しやすい状態です。できるだけ早く化粧水や乳液で保湿し、水分と油分のバランスを整えましょう。しっかり保湿された肌は角質層がやわらかくなり、毛穴が詰まりにくくなります。

スキンケア製品は、ニキビを誘発しにくいことが確認された「ノンコメドジェニックテスト済み」の製品を選ぶのがポイントです。また、肌に刺激を与えにくい低刺激性のものがおすすめです。皮脂を気にして保湿を控えるとかえって皮脂の分泌が増えるため、吹き出物ができているときこそ、しっかり保湿することが重要です。

生活習慣の改善

吹き出物の予防と改善には、外からのスキンケアだけでなく、体の内側からのケアも欠かせません。

食事の見直し

ターンオーバーを促進するビタミンA・B6、抗酸化作用のあるビタミンCを積極的に摂取しましょう。緑黄色野菜、果物、レバー、魚介類などがおすすめです。脂質や糖質の多い食品、アルコールの摂りすぎには注意が必要です。

良質な睡眠

睡眠中に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーを助ける大切な役割を担っています。毎日できるだけ同じ時間に就寝・起床する規則正しいリズムを心がけましょう。

ストレスケア

ストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌につながります。運動、趣味、入浴など、自分に合ったリフレッシュ方法を見つけ、上手にストレスを発散させましょう。

日常での注意点

日常生活のなかにも、吹き出物を予防するためのポイントがあります。以下の項目を意識してみてください。

寝具を清潔に保つ

枕カバーやシーツには雑菌や皮脂が付着しやすく、直接顔に触れることで吹き出物の悪化につながります。週に1〜2回はこまめに交換しましょう。

髪の毛が顔にかからないようにする

前髪や横の髪が額や頬に触れ続けると、毛先の汚れや整髪料が肌への刺激となり、吹き出物の原因になることがあります。帰宅後はヘアバンドなどで髪をまとめるとよいでしょう。

むやみに肌に触れない

頬杖をつく、あごを触るなどの無意識な癖は、手の雑菌を肌に移すことになります。特にあごや口周りの吹き出物がなかなか治らない方は、触る癖がないか見直してみましょう。

マスクの刺激に注意

マスクの着用が日常化している方は、マスクの摩擦や蒸れが吹き出物を悪化させることがあります。肌にやさしい素材のマスクを選び、こまめに交換することを心がけましょう。

タオルの共有を避ける

家族とタオルを共有していると、雑菌が移るリスクがあります。洗顔後に使うタオルは自分専用の清潔なものを使うようにしましょう。

関連記事:肌質改善とは?セルフケアやお悩み別の治療方法を紹介

セルフケアで改善しない吹き出物には美容医療

正しいセルフケアを続けても吹き出物がなかなか改善しない場合は、美容医療の力を借りることも有効な選択肢です。美容皮膚科では、肌の状態を医学的に診断し、一人ひとりに合った治療プランを提案してもらえます。ここでは、代表的な美容医療による治療法をご紹介します。

内服治療

体の内側からアプローチする内服治療は、繰り返す吹き出物に対して根本的な改善が期待できます。美容皮膚科では、症状に合わせてさまざまな内服薬が処方されます。

代表的なものとして、以下などがあります。

  • 抗炎症作用と色素沈着の予防効果があるトラネキサム酸
  • ビタミンCを主成分とするシナール(アスコルビン酸・パントテン酸カルシウム配合)
  • 皮脂分泌の調整に関わるビタミンB群(ピドキサールやリボフラビン酪酸エステル)

これらを組み合わせて処方することで、皮脂のコントロール、炎症の鎮静、ニキビ跡の色素沈着予防など、多角的な効果が期待できます。

また、重症の吹き出物に対しては、イソトレチノインというビタミンA誘導体の内服薬が選択肢になる場合があります。イソトレチノインは皮脂腺を縮小させて皮脂の分泌を強力に抑制し、アクネ菌に対する抗菌作用や抗炎症作用を持ちます。アメリカのニキビ治療ガイドラインでは難治性ニキビに対する第一選択薬として位置付けられていますが、催奇形性などの副作用があるため、必ず医師の管理のもとで使用する必要があります。

関連記事:ニキビの治療はどう選ぶ? 保険診療・美容診療の違いと治療のポイント

関連記事:肌悩みの改善は一般皮膚科でできる?美容皮膚科との違いやセルフケアのポイント

エレクトロポレーション

エレクトロポレーション(電気穿孔法)は、特殊な電気パルスを肌に与えることで、細胞膜に一時的に微細な孔を開き、美容有効成分を肌の深部まで浸透させる施術です。針を使わないため痛みがほとんどなく、ダウンタイムもほぼないことが特徴です。

従来のイオン導入では届けられなかったヒアルロン酸やコラーゲン、成長因子などの高分子成分も導入できるため、より幅広い肌悩みに対応可能です。浸透率はイオン導入の約20倍ともいわれています。吹き出物に対しては、ビタミンC誘導体やトラネキサム酸などを導入することで、皮脂分泌の抑制や抗炎症作用、ニキビ跡の色素沈着の改善効果が期待できます。

施術時間は15〜30分程度で、施術後すぐにメイクも可能です。1〜2週間に1回のペースで5回程度の施術が推奨されることが多く、他の美容施術と組み合わせることでさらに高い効果が期待できます。

IPL光治療

IPL(Intense Pulsed Light)光治療は、幅広い波長を持つ特殊な光を肌に照射する治療法です。この光はメラニン色素やヘモグロビン(赤い色素)に反応して吸収され、熱エネルギーに変換されることで、シミ・くすみ・赤ら顔など、さまざまな肌悩みを同時に改善します。

吹き出物に対しては、IPLの光がアクネ菌が産生するポルフィリンに反応し、活性酸素を発生させてアクネ菌を殺菌する作用があります。さらに、皮脂腺への血液供給を行う血管にダメージを与えることで皮脂分泌を抑え、吹き出物の予防と改善を同時に行えます。ニキビ跡の赤みや色素沈着を薄くする効果も期待でき、肌全体のトーンアップにもつながります。

厚生労働省の薬事承認を受けた「ステラM22」などの最新機種では、6種類以上の波長フィルターを使い分けることで、一人ひとりの肌の状態に合わせたオーダーメイドの治療が可能になっています。施術直後から洗顔やメイクができ、ダウンタイムが短いのも大きな魅力です。通常、4週間に1回のペースで3〜5回以上の照射が推奨されます。

千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでの対応

千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックは、千葉市稲毛区にある高品質な美容治療を低価格で提供する美容皮膚科です。シミ・しわ・ニキビ跡をはじめ、さまざまな肌のお悩みに対応しています。患者様一人ひとりに寄り添うカウンセリングと、最新の美容医療機器による施術で、理想の美肌づくりをサポートします。

繰り返す吹き出物にお悩みの方には、肌診断器VISIA®(ビジア)による科学的な肌分析をもとに、一人ひとりに最適な治療プランをご提案しています。当院では、以下のような治療メニューをご用意しています。

  • 美肌内服(オンライン診療対応):シナール、トラネキサム酸、イソトレチノインなどの内服薬を、オンライン診療でも処方可能です。忙しい方やクリニックに通うのが難しい方でも、ご自宅から手軽に治療を始められます。
  • エレクトロポレーション(メソナJ):針を使わずに美容有効成分を肌深部まで浸透させる施術です。痛みやダウンタイムがほとんどなく、吹き出物の改善や美肌効果が期待できます。他の施術と組み合わせることで、ダウンタイムの軽減や相乗効果も得られます。
  • IPL光治療(フォトフェイシャル・ステラM22):厚生労働省承認の最新IPL機器を使用し、吹き出物やニキビ跡の赤み・色素沈着の改善から、シミ・くすみの解消まで、肌全体の美肌効果が期待できます。一人ひとりの肌状態に合わせたオーダーメイド治療が可能です。

駐車場を完備しているため、お車でのご来院も可能です。日焼けを気にせず通院いただけるよう配慮しています。繰り返す吹き出物でお困りの方は、ぜひお気軽にご相談ください。

関連記事:VISIA肌診断で何がわかる?美容看護師が診断結果の見方を解説

まとめ

繰り返す吹き出物を治すためには、まず「潰さない」「洗いすぎない」「保湿を怠らない」といったNG行為を避けることが第一歩です。そのうえで、1日2回の正しい洗顔と丁寧な保湿ケア、バランスのとれた食事や十分な睡眠といったセルフケアを継続することが大切です。

それでも改善が見られない場合は、セルフケアだけにこだわらず、美容医療の力を借りることをおすすめします。内服治療、エレクトロポレーション、IPL光治療など、さまざまな選択肢のなかから、自分の肌の状態に合った治療法を専門家とともに見つけましょう。

千葉内科在宅・美容皮膚科クリニックでは、肌診断器による科学的な分析をもとに、お一人おひとりに最適な治療プランをご提案しています。繰り返す吹き出物でお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

この記事を書いた人

院長 辺士名 盛之(へんとな もりゆき)

経歴

  • 2021年 三重大学医学部医学科 卒業
  • 2021年 四日市羽津医療センター
  • 2023年 西春内科・在宅クリニック 副院長
  • 2023年 千葉内科・在宅クリニック 院長
  • 2024年 千葉内科在宅・美容皮膚科クリニック 院長

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